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KIZAWA講座!コーティングとラミネートの違い

■ 「コーティング」「ラミネート」とは?

傘生地の裏側が黒くなっている商品は「日傘」とイメージを持たれている方は多いと思います。
でも、なぜ黒いの?すべての黒い裏生地は同じ効果なの?
と疑問を持った方へ、UV効果や遮熱効果の理由も併せてご紹介いたします!

■ 裏側の黒い意味

・黒は紫外線をよく吸収するため、裏側が黒い傘は、照り返しの紫外線による肌への影響を抑える効果があります。

・傘の裏側が黒いと、地面から反射した光や紫外線を効果的に吸収し、眩しさを軽減し、視覚的に疲れるのを防ぎます。

傘の裏側

■ 黒い部分は何でできている?

黒い部分は一般的に「コーティング加工」「ラミネートフィルム加工」の2パターンがあります。

■ 表地カラーによる遮光効果の違いについて

お客様からのお問い合わせで多い事例としまして、「表地のカラーによって遮光効果は違いますか?」というお声を多くいただきます。

<基本的に>
黒色・暗い色は光を吸収する性質があり、紫外線を通しにくいとされています。 そのため、遮光効果は【白色・明るい色<黒色・暗い色】となります。

<当店の遮光効果>
当店の商品はカラーによって遮光効果に差がないように、各商品のカラーの性質ごとにコーティング加工の厚みを変えています。そのため、カラーの違いでも【遮光効果は同じ】となります。

<商品カラーによる重さの違い>
上記理由により、同じ商品でもカラーによってコーティングの厚み(重さ)を変えているため、カラーによって
重さの違いはありますが、遮光効果は同じとなります。

■ コーティング加工

生地の裏に黒い塗料「PU(ポリウレタン)」コーティング塗装を施しています。

塗装による塗りムラなども言われていますが、近年では塗装技術が発達してきているのと、傘メーカーのKIZAWA技術により、塗装によるムラはほぼ心配ありません!

「UVカット率100%」「遮光率100%」「遮熱効果」の完全遮光生地を使用した日傘なので、安心してUV対策、暑さ対策が行えます!

※ご注意ください※
あくまでも塗装なので、使用頻度や取り扱い方法によって、3〜5年程度で劣化や剥がれが起きることもあります。必ずではございませんが、ご使用環境により個人差はありますので、予めご留意ください。

■ ラミネート加工

ラミネート加工

生地の裏に均一なラミネートフィルムを貼る加工を施しています。
ラミネート加工によるフィルムが裏側にもう一枚貼ってあるので、PUコーティングよりも耐久性に優れています!

「UVカット率100%」「遮光率100%」「遮熱効果」の完全遮光生地を使用した日傘なので、安心してUV対策、暑さ対策が行えます!

二枚重なることで厚みが出るので、傘生地にハリも出ます。ハリがあるとシワになりにくく折り畳みやすくもなります。

※ご注意ください※
ラミネート加工が接着できる生地(ツルツルしていない生地)には生地の性質上、水をはじく効果が強くありません。生地自体に撥水加工は施されておりますが、一時的な水しのぎのみの対応となります。そのため、性質上の理由により雨傘としてのご使用はお控えいただいております。(傘の内側に水滴がつくことがあります。)

当店のラミネート加工商品はこちら

■ 生産上どうしても避けられない事・・・

どのメーカーの商品にも同じことが言えますが、ミシン縫製による縫い目(生地を縫い合わせている部分)から光が差し込むことがあります。
完全遮光の生地を使用している場合、生地自体は完全遮光ですが、縫い目は針を刺す工程が必須なので、針を差し込んだ部分には若干の縫い穴ができます。
この部分から僅かな日差しが漏れる(目視ではなかなか見受けられにくい)ことは製品上避けられないので、その旨はご留意いただけますと幸いです。

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